学会報告

「人工知能を用いた大動脈瘤の画像診断補助および臨床意思決定支援システムの確立」の研究のお知らせ

人工知能を用いた大動脈瘤の画像診断補助および臨床意思決定支援システムの確立

1.研究の対象

2011年4月1日から2019年9月21日までの間に当院で大動脈瘤および循環器疾患以外の精査目的にCT撮像された方

 

2.研究目的・方法

近年コンピュータの性能向上に人工知能の開発技術の進展が相まって、画像診断に機械学習が使用されはじめています。人口の長高齢化を迎え、今後は大動脈瘤のCTにおいて人工知能による診断補助の必要性が高まる可能性があります。本研究は、人工知能を用いて大動脈瘤の画像診断補助および臨床意思決定支援システムを確立することが目的です。

2011年4月1日から2019年9月21日までの間に当院で大動脈瘤および循環器疾患以外の精査目的にCT撮像された方27,000名の画像を入手し、人工知能による大動脈瘤の同定および自動計測を行い、放射線診断専門医による読影レポートと比較検討します。

今後検査や治療を追加する必要はなく、したがって患者さんの不利益を引き起こすような合併症などの心配の必要もありません。本試験で得られたデータについては、倫理委員会の審査を経て承認された場合に限り、個人識別情報とはリンクしない形でデータを二次利用することがあります。

本研究は岩手医科大学放射線医学講座,歯科放射線学分野講座からの講座研究費,および株式会社エヌ・ティ・ティ・データからの研究費によって運営され、得られた結果は学会発表や論文というかたちで公表されます。本研究に関係するエヌ・ティ・ティ・データ以外の開示すべき利益相反関係にある企業等はありません。本研究で使用される人工知能はエヌ・ティ・ティ・データにより無償提供され、人工知能の最適化のためのパラメータ調整は岩手医科大学、エヌ・ティ・ティ・データ双方の研究者が行います。エヌ・ティ・ティ・データの被雇用者は診断精度に関わる画像データ解析およびデータのコントロールは行わず、統計解析についても岩手医科大学所属の研究者が行います。本研究が研究計画書や関連指針・法規に従って安全かつ倫理的に実施されていることを確認し、またデータが正確に記録・報告されていることを確認するために外部監査を実施します。

 

登録期間:倫理委員会承認後~2022年1月31日

研究期間:倫理委員会承認後~2023年1月31日

 

3.研究に用いる試料・情報の種類

情報:CT画像、生年月日、性別、年齢、病歴、治療歴、採血結果 等

 

4.外部への試料・情報の提供

人工知能による機械学習のためAWS(Amazon Web Service)にCT 画像データを送信します。データ送信に関しては,専用のクライアントコンピューターおよびSSL通信が可能なインターネット回線を準備します。AWSにCT 画像データを格納しますが、通信経路の暗号化を行い、またAWS上からダウンロードが行えないよう制限します。対応表は、岩手医科大学放射線医学講座の研究責任者が保管・管理します。

 

5.研究組織

研究責任者:

岩手医科大学放射線医学講座 教授 吉岡邦浩(連絡先)内線2121

 

分担研究者:

1.岩手医科大学歯学部 口腔顎顔面再建学講座 歯科放射線学分野 田中良一

2.岩手医科大学放射線医学講座 折居誠

 

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。

ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。

また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

〒028-3695 岩手県紫波郡矢巾町医大通二丁目1番1号

電話019-613-7111 内線2121

FAX:019-622-1091

岩手医科大学放射線医学講座 任期付助教 折居誠